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「 灯 に 照 ら さ れ た 闇 の 色 を 見た こ と が あ る か 」 ・・・じ っ と 目 を こら し て 、 見 え るも の 。
谷崎潤一郎の名著「陰影礼賛」(昭和8年)から80余年、現代の日本は夜も明るく眠らない国となっている。 かつて照明の無い時代に物事の陰影こそが美の原点と説いた彼の美学は、今まさに風前の灯となっているかのようである。 ライトアップでもプロジェクションマッピングでもなく、薄明かりの下でじっと目を凝らして気配を感じ、太陽の光の中では見えないものを見ようとする心こそ、今この時代に必要な行為かもしれない。 今企画では、蟷燭の灯りを点し茶会を愉しんでいた古来の茶会を、現代に昇華させたスタイルとして提案。 「陰翳礼讃」の一説、「灯に照らされた闇の色を見たことがあるか」という問いかけに答えを求めるべく創作された抹茶椀や水差しなどの作品から、和ろうそくなどのアイテムまで提案していく。 [日 程] 2016年7月6日(水)~11日(月) [時 間] 午前10時半~午後8時 [会 場] 伊勢丹新宿店 本館5階=キッチンダイニング/茶道具 [会 場] TEL 03-3352-1111(大代表) 伊勢丹新宿店 フロアガイド
【協力】 井上 雅博(京表具井上光雅堂) ※出品内容は予告なく変更になる場合があります。 【ディレクション】 ・石橋 圭吾 ISHIBASHI Keigo(白白庵|有限会社ニュートロン) 松 村 宗 亮 に よ る 『 陰 翳 茶 会 』 伝統を重んじる茶の湯の世界において、新しいお茶の楽しさ、現代にふさわしいスタイルを提案する松村宗亮(SHUHALLY)。 漫画『へうげもの』(山田芳裕・講談社)のスピンオフ企画でも 筆頭茶頭としてお馴染みの彼が、いつもと違う渋い側面を披露。 出展作家たちの茶碗・茶道具を用いて、おもてなし致します。 ● 開催 7月9日(土) ● 時間 14:00~ / 15:00~ / 16:00~ ○ 料金 ¥1,080(税別) ※薄茶一服、お菓子付き photo: Sachie Hamaya ★予約方法 7月2日(土) 11時~ 各回定員5名様 お電話にて承ります。 TEL. 03-3225-2660(担当:飯田・金子)まで |