neutron Gallery - 任田 進一 展 - 『 SILENT DRIFT 』
2011/1/25 Tue - 2/13 Sun gallery neutron kyoto


profile
任田 進一 TOUDA Shinichi

【略歴】
1971 神奈川県川崎市に生まれる
1995 武蔵野美術大学 卒業
現在、東京都在住

【個展】
1998 ルナミ画廊(銀座)
1999 トキ・アートスペース (青山)
2000 CHIMENKANOYA (中野)
2002 INAX ギャラリー2 (京橋)
2003 表参道画廊 (神宮前)
2005 ギャラリーアートポイント (銀座)
2010 東京都写真月間呼応企画展 / 表参道画廊 (神宮前)
2010 新生作家支援企画展 / トーキョーワンダーサイト本郷

【グループ展】
2000 「第5回ART 公募2001」 / 新木場倉庫ギャラリー (東京)
2010 「まるごと美術館」 / 旧長谷川病院跡 (千葉)
2001 「エキシビションe」 / 山脇ギャラリー (東京)
2010 「国際シンポジウム」 / ニダ・ヴィリニス (リトアニア)
2002 「エキシビションe」 / ウィリアムズブルグアートセンター (アメリカ・ニューヨーク)
2004 「トーキョーワンダーウォール展」 / 東京都現代美術館 (東京)
2005 「横浜コンプレックスアートラボ 2005」 / BANKART NYK (横浜)
2007 「青山アートジャンクション」 / スターバックスコーヒー (東京・表参道)


任田進一 / TOUDA Shinichi ウエブサイト
http://www.shinichitoda.com/



statement
私の作品制作に対する基本姿勢は、ものを見直すことにあります。
それは、日常生活において無感覚に接している事物を意識するということです。
見ていない事物に視線を向けることは、視覚的な認知とは別に、視線の力の増強に繋がるように思います。
ある程度年齢を重ねると、ものを改めて見る状況は減少し、多くは記憶との擦り合わせによる確認作業になります。
現実以上に記憶を優先する意識の錯覚は、それ以上事物の追求を行いません。
しかしどのような事物に対しても事実は常に変遷していますし、逆にベースとしての普遍的要素は、発見されない定理のごとく黙しつつも存在しているはずです。
判断的視点でものをどう見るかではなく、どうすればそれらが意識できるようになるのかという課題を、視点を変えることで、顕現する様々な現象を凝視しながら、私は考えてみたいのです。

任田 進一




「Water flower #03」(ed5, ap1)  2009年 / 480×1,200mm / lambda print