2010年9月1日(水) 〜 5日(日) @金大中コンベンションセンター(韓国・光州)
※初日(1日)はプレス及び VIPの内覧日となります。各営業日につきオープン時間が異なります。
【終了しました】
国内の新しい市場発掘・形成に日夜力を傾けているニュートロンですが、やはり国際的なフィールドも無視は出来ません。
国内外の動向を注視しながら、それぞれの良い所を吸収し本当に必要なものを発展させ、日本に還元しなければ。
韓国の光州(クァンジュ)で行われる国際的な評価の高い「光州ビエンナーレ」に併せ、今年から開催されることになった国際現代美術アートフェア『ART GWANGJU』に、緊急参戦します。
光州アートフェア「ART GWANGJU」(英語版) [ http://www.artgwangju.com/main.asp ]
光州ビエンナーレ(英語版) [ http://www.gb.or.kr/?mid=main_eng ]
金大中コンベンションセンター(英語版) [ http://www.kdjcenter.or.kr/eng/ ]
出展作家 : 金理有 / 三尾あすか & 三尾あづち / 大槻香奈
ビエンナーレはともかく、アートフェアの方は現地でも相当バタバタと準備中の様で、日本の様にスムーズにはいきません。出展ギャラリーリストも良く分からずですが、日本からは小山登美夫ギャラリー、日動コンテンポラリーアート、 MA2 Gallery、BASE Gallery、タロウナスギャラリーなどが参加する模様。
日本からは近い韓国ですが、ソウルからのアクセスはなかなか遠い光州。でもせっかくのビエンナーレ開催ですので、ぜひ日本からもこぞって足を運んで頂きたいと思います。
neutronはG48番ブースで、金理有、三尾あすか&三尾あづち、大槻香奈の三組の作家の近作を出展。特に金理有にとっては初めての韓国行きとなるようで感慨深いものがあります。日本で培った技法と、生まれもっての国境を越えたアイデンティティーの葛藤。そこから生まれるエネルギーはもはや日本と韓国だけに収まらず、一気に世界へ向けて驀進して行くのではないでしょうか。6月のINAXガレリア・セラミカ(銀座)で発表した話題の大作を出展するのも最大の見所と言えそうです。
三尾あすか&あづちの二人は先日のART OSAKAでのブレイクも記憶に新しいですが、二人の合作を中心に色とりどりの楽しい展示構成になるでしょう。日本のアートアイドルを目指すユニットが、アジアの中でどう見られるか。まずはその試金石となる機会です。
大槻香奈はこの秋にneutron kyotoでの個展を控えており、比較的旧作を中心とした出展ラインナップですが、何と言っても日本の「女子高生」というアイコンは強力。しかも従来の「オタク」的表現における存在感とは離れた独自のメッセージを携えての絵画は、果たして世界においても普遍的な表現となり得るか、注目です。
三者三様の個性とメッセージ、何よりも同時代性を鑑みての出展ラインナップを組みましたが、ディレクションのコンセプトは「Identities of today」(現代のアイデンティティー)。金理有の「領域に対するアイデンティティー」、三尾あすか&あづちの「双子のアイデンティティー」、そして大槻香奈の「アイデンティティーの目覚め」。
日本から応援して下さる方々のために、ここでは特別に出展作品をご紹介致します。