neutron Gallery - 谷口 和正 展 『 Don't wanna know 'bout evil 』 - 
2004/12/20Tue - 29Sun 京都新京極 neutron B1 gallery


Artist , Works

【 作家、作品紹介 】






「ことば」としての文字と形のおもしろさ、言葉の意味の関係(歌詞からの引用、音のイメージの具現化)。意味を持つ言葉であると共にモノとして存在し得ること。意味を解さなければただの記号としての存在に過ぎない形態である言葉が二次的な意味合いを持つ事。
「ことば」が「鉄」という素材(質量をもつモノとしての存在)であることの存在の関係。
完全な形(その象徴としての円、半球)と壊れてゆくもの、壊れているものの差異
音が聴こえて来る様な空間づくり。

今回の制作コンセプト

展覧会タイトル:〜Don't wanna know 'bout evil〜
素材:鉄、ライト

前回のメタルアートミュージアムでの個展からの連作という形で制作。
メタルアートミュージアムが地上(野外)階上(屋内)という場を使っての展示だったのに対して、今回は地下(海底・地下のイメージ)という空間を最大限に活かした展示を考えている。
外光が入ることにより、時間や天候によっての見え方に変化のあった展示であったものを、今回は地下ということで照明を一定に保つ事が出来るため、常に同じ状態で見せる事が出来る様にする。
鉄文字で構成された作品の中に仕込まれたライトからの光で天井と床、壁面に文字の影を投影させる。
作品から発せられる影により言葉の中にいるかのような感覚、実像と虚像の表現。