2009/4/14 Tue - 26 Sun gallery neutron kyoto
鈴木宏樹 SUZUKI HIROKI
【略歴】
1983 愛知県生まれ
2006 京都精華大学 芸術学部 造形学科 立体造形専攻 卒業
2008 京都市立芸術大学 大学院 美術研究科 彫刻専攻 修了
【主な個展】
2006 「ａｉｍａｉ ｍｅａｎ ｍｉｎd」 / gallery neutron（京都）
2008 「遺失物拾得」 / gallery neutron（京都）
【主なグループ展】
2006 「ＳＴＡＩＲＳ」 / 海岸通ギャラリー・ＣＡＳＯ（大阪）
2007 「ｎｏｔｅ．」 / 池坊短期大学・むろまちアートコート（京都）
1998 「ART AWARD TOKYO」 / 行幸地下ギャラリー（東京）
1998 「裏アートマップ」 / 京都芸術センター（京都）
1998 「ＦＬＹ」 / 情報科学芸術大学院大学・ＩＡＭＡＳ（岐阜）
2009 「ＦＩＸ」 / 元立誠小学校（京都）
鈴木宏樹 SUZUKI HIROKI
【略歴】
1983 愛知県生まれ
2006 京都精華大学 芸術学部 造形学科 立体造形専攻 卒業
2008 京都市立芸術大学 大学院 美術研究科 彫刻専攻 修了
【主な個展】
2006 「ａｉｍａｉ ｍｅａｎ ｍｉｎd」 / gallery neutron（京都）
2008 「遺失物拾得」 / gallery neutron（京都）
【主なグループ展】
2006 「ＳＴＡＩＲＳ」 / 海岸通ギャラリー・ＣＡＳＯ（大阪）
2007 「ｎｏｔｅ．」 / 池坊短期大学・むろまちアートコート（京都）
1998 「ART AWARD TOKYO」 / 行幸地下ギャラリー（東京）
1998 「裏アートマップ」 / 京都芸術センター（京都）
1998 「ＦＬＹ」 / 情報科学芸術大学院大学・ＩＡＭＡＳ（岐阜）
2009 「ＦＩＸ」 / 元立誠小学校（京都）
「あることないこと」について
私が、初めて大理石で彫刻をしたときの話。
それは大理石で自然物をつくるという課題でした。
私はモチーフに鳥の骨を選んで彫り始めたのですが、彫っていると、だんだんと彫ること自体に夢中になって、何を彫るかということを忘れてしまっていました。
行為に夢中になって彫り出したその骨は、ほんの数センチの石の欠片になっていたのです。
しかし、大理石と石鑿（いしのみ）とがぶつかり起こす現象と、私の手から石鑿、大理石へと伝わる身体性は、完成した「オブジェ」よりも存在という点で確実に思えました。
近頃は、このようなことを思い出しながら作品と向かい合っています。
新作は、絵画を作り上げる行為を利用して、彫刻的なうねり・空間を発生させる試みをしています。
それは平面的なものに、三次元的存在を感じうる感覚を頼りにしているように思えるのです。
新作「ブラックドローイング（脱殻）」