瓜生 祐子 URYU YUKO
【略歴】
1983 京都府生まれ
2006 成安造形大学 造形学部造形美術科洋画クラス研究生 修了
【主な展示】
2004 「ART CAMP in CASO 2004」 / 海岸通りギャラリーCASO(大阪)
2005 「京展2005」 / 京都市美術館(京都)
1998 「 ART CAMP in Kunst-Bau 2005」 / ギャラリーヤマグチ(大阪)
2008 「Art Court Frontier 2008 #6」 / アートコートギャラリー(大阪)
2009 個展 / 文椿ビルヂング・ギャラリー(京都)
わたしにとって描くこととは、ひとつの世界を創ることです。
この世界が今あることを、当たり前に過ごしてしまう中で
うつろいゆく小さな景色を拾い集めています。
世界を確かめ見つめるこの眼差しを、イメージの世界の中へ閉じ込めたいのです。
現在、食べ物の中に広がる風景を描いています。
お皿の上には新しい世界が誕生し、食べることで崩壊しながら、やがて消滅してしまうドラマがあります。
その一瞬一瞬をかみしめながら、二度と出会うことのできない景色を見つめています。
この手の中で起こる小さな出来事が、手の届かない大きな世界につつまれるように
ここに今あることも、限りない世界の一部であるということを教えてくれるのです。