【 作家、作品紹介 】
「日々のその他のそのつづき」
作品について 過ぎていく一日一日の中で、目にした風景、何かを思う瞬間、聞こえる物音、気分など、 時間が経つと薄れていき、実際に目にしたりした事かどうかわからなくなってしまう事。
一日の事を紙に記していったとしたら、最後の「その他」に含まれるだろう。
写真に収めた瞬間瞬間は、日々のその他のこと、いずれぼんやりとし、薄れ消えて行く風景や気分。 写真に収めることで、実際に会った瞬間ということを確かめることができ、 その時の物音や気分とも会うことができる。
けれど記憶は次第に曖昧になっていく・・・。
本作品は、思い返す時に似た、あったようななかったような・・・と思う中間の浮遊した気持ちに 近いものになっているのではないかと思います。
観る人にもそういった中間のふわふわした気持ちになってもらいたいものです。