【 作家、作品紹介 】
「光があるもの」 2004
繰り返される言葉の中には私達にのしかかる時と心に軽くて楽しい時があります。
地球・生物・気配、肌に感じる何かの雰囲気や空間。
言葉はその時生きていた、心にしみる時のように。
透明や半透明にする事で文字ではないコトバの形に存在という意識を持たせる為に、
小さなパーツを透明の箱に納める方法(標本箱のような)をとる事により、時間が
経つにつれ変色する樹脂。コトバも時間が経つと記憶の中から薄れ、影となる。
また発生して消えゆく泡の様な存在である。
それらの状態を用い、忘れたくない、忘れられない言葉・遺伝子・記憶を作品にし
ています。