2007年制作作品一例
「Rain mountain」


2007年
アートコートギャラリー(大阪)
インスタレーション
軽量粘土・針金
写真・福永一夫
「ART COURT FRONTIER 2007」での展示。大きな壁面に軽量粘度をこねて作った玉を繋げたものを、垂らすように設置。
小さな球体の連続は多様な色彩と僅かな大きさの違いにより、近づくほど複雑な印象を与える。
限りなく平面に近い作品でありながらも、立体物としての起伏にも富んだ「彫刻」作品として成り立っている。
「Rain Sea」


2007年
海岸通ギャラリーCASO(大阪)
インスタレーション
軽量粘土・針金
(今村源とのコラボレーション)
写真・福永一夫
作家・今村源とのコラボレーションによるインスタレーション。写真で滑り台、逆さ吊りの人形のモチーフ、五角形の回転板は今村の作品。
天井高の高い、広い空間において重力を感じさせない今村の浮遊するような作品と、森の軽量粘度による雲海のような展示が共鳴し、鑑賞者は少し足元が軽くなるのを感じたであろう。写真右は滑り台の上からの眺め。
「The other side」


2007年
成安造形大学アートサイト(滋賀)
インスタレーション
軽量粘土・針金
グループ展「彫刻 包摂される空間」でのインスタレーション。普段は使われないバックヤードを利用して、薄暗い室内から浸食するような軽量粘度のワイヤーアートを展開した。クモの巣のように張り巡らされたそれは、カラフルな色彩と微細な粒の質感によって、軽やかに見える。
有機的で生命力を感じさせるシリーズとして、以後続いていくこととなる。