neutron Gallery - 谷口和正展 『RE:BIRTH』-
2009/3/31 Tue - 4/12 Sun gallery neutron kyoto


profile
谷口和正 TANIGUCHI KAZUMASA

【略歴】
武蔵野美術大学 大学院美術専攻 彫刻科修了

【主な個展】
1990 ギャラリーなつか (東京)
1993 ギャラリーマロニエ4(京都)
1995 「I Am The Resurrction」 / ギャラリーマロニエ5(京都)
1996 CLUB METRO(京都)
1999 モリスギャラリー(東京)
2000 モリスギャラリー(東京)
2003 「Lost in Time」 / METAL ART MUSEUM HIKARINOTANI (千葉)
2004 「Don't wanna know 'bout evil」 / neutron B1 Gallery(京都)
2006 「FRAGILE」 / gallery neutron(京都)
2009 「RE:BIRTH」 / gallery neutron(京都)予定

【主なグループ展】
1988 「8人展」 / 銀座アートホール(東京)
1988 「第2回 小平野外彫刻展」 / 小平中央公園(小平市)
1989 「3人展」 / 大阪府立現代美術センター(大阪)
2005 「第29回 京都彫刻家協会展」 / 京都府立文化芸術会館1F・2F(京都)
1988 「第37回 京都野外彫刻展」 / 京都府立植物園、京都府立陶板名画の庭(京都)
2006 「第30回 京都彫刻家協会展」 / 京都府立文化芸術会館1F・2F(京都)
2007 「第31回 京都彫刻家協会展」 / 京都府立文化芸術会館1F・2F(京都)
1988 「第39回 京都野外彫刻展」 / 京都府立植物園・京都府立陶板名画の庭(京都)
1988 「まなびや2007 高瀬川彫刻展」 / 元立誠小学校付近、高瀬川 川中(京都)
2008 「第32回 京都彫刻家協会展」 / 京都府立文化芸術会館1F・2F(京都)
1988 「第40回 京都野外彫刻展」 / 京都府立植物園・京都府立陶板名画の庭(京都)
1988 「まなびや2008 高瀬川野外彫刻展」 / 元立誠小学校付近、高瀬川 川中(京都)

【公募展】
1989 「第41回 京展」入選 / 京都市美術館(京都)
1992 「第43回 京展」入選 / 京都市美術館(京都)
1988 「第6回FROM-A THE ART」 奨励賞 / 原宿スピリホール(東京)
1994 「URBANART#3 エリア展」 / 名古屋パルコ(愛知)
1995 「URBANART#4 エリア展」 / 名古屋パルコ(愛知)
2003 「2003 京展」入選 / 京都市美術館(京都)
2004 「HOSOMI TO CONTEMPORARY 002 -Two Contemporaries-」 / 細見美術館(京都)

【LIVE イベント】
2001〜2005 「LIVE@ サンカクヤマ」オブジェ提供
2005 「Borofesta」'05.10.8 〜 10 / 京都大学西部講堂 講堂前広場、講堂内作品提供
2006 「Borofesta」'06.10.7 〜 9 / 京都大学西部講堂 講堂前広場、作品提供
1988 neutronでの個展に合わせ「Art&Music Porcupine Vol.1」 '06.11.17 開催 /UrBANGUILD(京都)
2007 「Borofesta」'07.10.6 〜 8 / 京都大学西部講堂 バックステージ、イベントロゴ制作

【パブリックコレクション】
2008 上海WORLD FINANCAL CENTER
1988 パークハイアット上海 88F スイートルーム共有部分 作品タイトル「people have the power #1,#2」
1988 ※参考リンク
1988 上海WORLD FINANCAL CENTER http://swfc-shanghai.com/

1988 パークハイアット上海 http://swfc-shanghai.com/#/hotel


statement

【現在までの制作基本コンセプト】


・空間と作品の関係の見せ方を常に意識してきた。

・”ことば” としての文字と形のおもしろさ、言葉の意味の関係( 歌詞からの引用、音のイメージの具現化)
意味を持つ言葉であると共にモノとして存在し得ること。
意味を解さなければただの記号としての存在に過ぎない形態である言葉が、二次的な意味合いを持つ事。

・”ことば” が” 鉄” という素材( 質量をもつモノとしての存在に置き変わる事の意味) であることの存在の関係。

・完全な形( その象徴としての円、半球) と壊れてゆくもの、壊れているものの差違

・音が聞こえて来るような空間作り。

・実像と投影された文字の影との対比による表現。

・”ことば” にならなかった” ことば” 達を紡ぎ、形にしていく。




【2009 neutron 個展 RE:BIRTH コンセプト】

素材: 鉄、CD-R、他。

RE:BIRTH シリーズ

廃材となっていた鉄板や鉄板の破片、未使用の鉄文字等を使って再構築を始めたシリーズ。
CD= 記録・記憶される装置( 種子のようなものとも感じている) 作品で使われているCD-R には文字データ、本作品を作る時に使ったデータを焼き込んである。
元は文字や音楽、画像などのデータを記録・記憶させるための物であるCD 、そこに記録された言葉たちが再生(RE:BIRTH) され、生き物のように命を宿し、大きなうねりとなって目の前に現れる様を具現化させられたらと思う。
ぴかぴかに生まれてはやがて錆び朽ち果ててゆく、その繰り返し、「輪廻」というイメージも、制作の際に常に意識下にあるように思う。

今回のメイン素材である3.2mm の鉄板は、移転前のニュートロンで床材として使われていた鉄板を譲り受けたもの。

旧ニュートロンの床材から現在のニュートロンの展示空間へ” 再生”「RE:BIRTH」させたいとの思いもあった。

●キーワード 記憶と記録、蓮、睡蓮、発芽、再生と破壊、リピート& フェイド、種子、FRAGILE