大和 由佳 YAMATO Yuka
【略歴】
1978 愛知県生まれ
2001 武蔵野美術大学造形学部油絵科 卒業
2003 京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程 修了
現在 東京都在住
【個展】
2003 「大和由佳展」(neutron B1,5F gallery)
2004 「大和由佳展」(neutron B1,5F gallery)
2006 「地上の鳥」(INA X ギャラリー2/東京)
「着地のために」(gallery neutron)
2007 「泥で洗う」(ざくろ坂ギャラリー一穂堂、御殿山ギャラリー一穂堂/東京)
【グループ展】
2001 「群馬青年ビエンナーレ」(入選)(群馬県立近代美術館/群馬)
2002 「天竜川絵画公募展」(準大賞)(秋野不矩美術館/静岡)
「entrancement 」(ギャラリーそわか/京都)
2005 「裏・アートマップ」(京都芸術センター/京都)
2006 「天理ビエンナーレ」(道友社賞)(天理市特設会場/奈良)
2008 「point ephemere 」(Bunkamura Gallery/東京)
「泥で洗う」という方法を制作に持ち込んで、今回が三作目です。
一作目はテントの枠組みを、二作目では檻を、泥水で洗い / 汚しました。
ひとの体が入りこめる構造をもつそれらを扱うことで
私は、自分の身体がこの世界にどのように在るのか / 在ればよいのかを
知りたいと思っているのでしょう。
今回洗うのは、「食卓」です。
テーブルにつき、食べ物をなんなく飲み込めるくらいの大きさに噛み砕き、
内臓に送りこんでいく。
そのとき、ひとは世界の一部を自分のものにしたのでしょうか。
あるいは、改めて世界の一部となったのでしょうか。
食べるという行為の場を泥で洗うことは、
今までとは少しちがったところに踏み込む仕事になるという予感がしています。