neutron Gallery - 『 石井 春 展 』-
2009/9/29 Tue - 10/11 Sun gallery neutron kyoto


profile
石井 春 ISHII Haru

【個展】
1980 ギャラリーアウラ二人展(東京)
1981 ギャラリー葉(東京)
1983 たけいし画廊(東京)、ギャラリーかわまつ(東京)
1989 西武デパート(所沢)
1993 有楽町マリオン阪急デパート(東京)
1995 ギャラリー喜久田(東京)、ギャラリーOlive(東京)
1996 川村美術館ギャラリー(佐倉)
1997 ラゴス市立文化センター(ポルトガル)、リスボン市立ジナジオギャラリー(ポルトガル)
1998 浜屋デパート(長崎)、竹中工務店インテス(大阪)、よし埜画廊(山形)、ギャラリー喜久田(東京)
1999 ラゴス市立文化センター(ポルトガル)、浜田市立世界こども美術館(浜田)、ギャラリーOlive(東京)
2000 竹中工務店インテス(大阪)、ギャラリーOlive(東京)
2002 ポルトガル大使館(東京)、モラエス館(徳島)
2005 ギャラリーOive(東京)、GALLERY A4( 東京)
2006 Naiv(青森) 、観音崎博物館(神奈川)
2008 FORTUNA(ポルトガル)

1983〜1985 シロタ画廊(東京)
1989〜1994 始弘画廊(東京)
1990〜2005 ICHIBATA デパート(松江)
1996.1999.2004 高島屋(米子)


【その他の活動】
1981〜1984 自由美術展出展(東京都美術館)
1987,1993 ヨーロッパ遊学
1988〜1991 C・A・F 出展(埼玉県立美術館)、風の芸術展(九州)
1990 西武デパート「五つの個性・愛のメッセージ」展
1995〜1999 ポルトガルにてアズレージョ制作
1999 島根県立水族館「アクアス」制作、浜田市世界こども美術館「ポルトガルの帆船」
1999 ワークショップ開催
2000〜2001 ポルトガル滞在 山陽女学園レリーフ、松江市「百年持つベンチ」、武庫川学院「冒険のすすめ」制作
2002 ポルトガルFundaco Orienete よりアーティスティック・レジデンシー授与 
1988 ポルトガルーアジア歴史、文化芸術的交流促進プロジェクト参加 
1988 ポルトガルにて、東京ドーム「ラクーア」・茅ヶ崎市立病院作品 制作
2003 有田にある岩尾磁器工房にて100×100×100mmのキューブ制作
2004 モニュメント「アンサンブル」・光庭4「美しき扉1」・光庭3「AVENTURA5」制作
2005 ポルトガルにて杏林大学付属病院作品・GYLLETY A4個展作品制作
2006 ポルトガルにて花壇自動車整備大学校作品制作 後にパリにしばし滞在
1988 INAX とコラボレーション / ポルトガルの世界遺産などに使われているアズレージョを雑誌「CONFORT」に紹介、取材に同行
2006 昭和電工シンガポール工場の屋上庭園の作品をINAX の常滑物ずくり工房にて制作
1988 1990年から15年在住した神奈川県葉山町より京都にアトリエを移転
2007 ポルトガルにてハーベスト医療福祉専門学校、プラウド新浦安作品制作
2008 ポルトガルにて個展の作品制作


【コレクション】
山陽女学園 / 武庫川学院 / Kintetu Hotel / 松江市 / 東京ドーム「ラクーア」 / 京都ダイヤモンドシティー / 茅ヶ崎市立病院 / MITSUBSHI MOTORS DE PORTUGAL.S.A / リスボン市博物館 / ラゴス市立文化センター / 浜田市 / 立世界こども美術館 / 島根県立水族館「アクアス」 / グランドホテルニュー王子 / 松江市立病院 / 安田女子大学 / 信愛女学院 / 甲南大学13号館 / 高速オフセット / 高知医療センター / 杏林大学付属病院 / 岡山県新総合福祉会館 / かおる保育園 / JR 東海グループ豊橋ステーションビル / マルコ株式会社 / 花壇自動車整備大学校 / 昭和電工シンガポール工場 / 京都新聞 / 淑徳大学看護学部 / 神戸夙川学院大学 / ハーベスト医療福祉専門学校 / プラウド新浦安




statement

昔、私はひたすらケント紙に点をうち続けた。10 年程つづけたであろうか。

内の世界である 抜けだしたいと思った。

空を眺めたり 海を眺めたり 日本を飛び出してヨーロッパを旅したり 海にも潜った。

その内、点が一枚の木製パネルに変わっていった。

パネルは自由に増殖し、それは思いっきり広い外の世界、青い海になっていった。

青と海は私とポルトガルを繋ぎ、1995年ポルトガル大使館の紹介でポルトガルに渡った。

ポルトガルには15 世紀から続く陶板タイル「アズレージョ」がある。

アズールはポルトガル語で「青」だそうだ。

ポルトガルの建築はアズレージョなくしては語れない。

時代により異なる美しいデザインのアズレージョで装飾された教会や宮殿、地下鉄の駅、素晴らしかった。

もともと建築が好きな私はそれを覆うアズレージョを習得したくなった。

それから毎年一年の三分の一はアズレージョの制作でポルトガルに滞在している。

そしてそれはこれからも続いてゆくだろう。


2008.4 石井 春




- ア ズ レ ー ジ ョ と は ? -

ポルトガル芸術を代表する装飾絵タイル。
ポルトガルでは、16世紀から現在に至るまで多くの国民に愛され、礼拝堂から駅構内、住宅の壁面などあらゆる建物に飾られている。
製法は、陶器に類似しており、粘土板を正方形状に裁断し、1000度の高温で60時間焼く。
その後、絵付けを施し、再度900度で30時間焼いて完成する。
また、アズール(azul)は青い又は青の意味。
azulejar は青色にする、彩色タイルを張るの意。
azulejo の語源はポルトガル語 スペイン語のアズールからきている。