【 つづきのつぎ 】
2008年 / ギャラリー揺(京都)
ハイビジョンビデオ、DVD、プロジェクター、液晶モニター、モニター
music by 大谷修平
撮影:表恒匡
展示風景(屋外・日中)
展示風景(室内)
展示風景(屋外・夜間)
「つづきのつぎ」
京都のアトリエとギャラリーとの間を幾度も歩きながら写真を撮影した。撮影した写真を切り抜いていき、撮影した順番に横一列にならべていった。そうして構成された世界の中を、撮影したり切り抜いたりしたことを追体験するかのように、私自身(の写真でつくられた映像)が歩いていく。
このような行為と映像制作を通して、空間と時間と自分のおもいとのあいだにある世界をよりシンプルに提示しようとしているのかもしれないし、この映像作品の制作を今後もかさねていくことでもっと別の意味がたちあがってくるかもしれない。
たったひとつ確信していることは、撮影した「いまここ」からはいつも遠ざかっているということ。過ぎ去った「いまここ」の集積からできあがった世界。「いまここ」からのつづきのつぎへ。