neutron Gallery - 千光士 誠展 『遺失物拾得』-
2008/1/14 Mon - 27 Sun gallery neutron


Works2
作品紹介2

個展 「無名の集団」展
2007年 ギャラリーwks.(大阪)


「無名の集団」とは、名もない市井の人間たちの群れを指している。人は自分が無名だと受け止めた時点で無力になり自閉するように思う。一握りの有名人と 多くの無名の人たち。一握りの支配者と多くの被支配者たち。僕にはそんな世界観に対する反発がある。そうではなくて無名であっても無力ではない、一人一人 の人間には同じだけの力がある。そういった地点から始まることで何かが変わるんではないか、そんな思いを形にしたかった。


 
 
 







個展 「群像主義」展
2007年  ギャラリー16(京都)


今のこの社会で、正直な感情を外側に向けて表現することを誰もがためらう。しかし人間という生き物の根本は絶対に変わらない。今の美術、今の風俗、そんなものは一切考えず、正直な思いだけを圧縮して露にしたい。
個人が叫ぶのはただの狂気だが、大勢の叫びは力になる。個人の内面ばかり描くのでは何も変わらない、そんなものよりも集団の姿、群像を描きたい。なぜなら 集団こそ社会そのものだからだ。そしてそれは個人の内面ばかり表現する時代に対する僕なりのアンチテーゼだ。