千光士 誠 SENKOJI Sei
【略歴】
1968年4月5日生まれ
高知県出身
東京造形大学造形学部デザイン学科一類卒業
東京造形大学研究科修了
【個展】
1993年 ギャラリー21 + 葉 (東京)
1996年 ギャラリイK (東京)
以降、we b 上などで活動。200 3 年より「human painting 」 シリーズを制作し始める。
2005年 under public (大阪)
2006年 海岸通ギャラリーCASO (大阪)
画廊編 「集団」展 (大阪)
2007年 ギャラリー16 「群像主義」展 (京都)
gallery wks.「無名の集団」展 (大阪)
voice gallery「異形の集団」展 (京都)
【プロフィール】
大学時代は映像制作に携わる。
学生時代からの友人たちが発起した「スタジオ食堂」と交流を持つ。同時にサダヒロカズユキやタナカノリユキらアートディレクターらと親交を結んでいった。2000年あたりからしばらくウエブ上での展開を続ける。
「機関銃を抱えた幼児はエロティシズムの神になる」「性から性へと突き動かされるあのつかの間の微笑みを阻止するものはなにもないだろう」などは海外で評判を呼び、イギリスの作家などに評価され交流が続いた。現在は京都、大阪を中心に精力的に発表を行っている。
「超、個人主義 展」
僕は個人の内面ばかり描く現代美術への反発から、集団の外部ばかりしばらく描いて来た。
そして今回はその集大成にあえて「超、個人主義」展と名付けることにした。
集団があれば個人を抑制しなきゃいけない、反射的にそんな考えがすぐに浮かぶ。
でも本当はそんなことないんじゃないか?
僕らは意味もなくそんなことばかり教えられすぎていないか?
自分への問いかけとしても今回は個人を強く意識したいと思った。
超がつくほど極端な個人主義。
好き勝手に突っ走るように見えて、実はそんなものがなにか大きな人間の解放や
自由な表現に繋がる気がする。
むちゃくちゃな一人一人の群れ。
今はそんな集団を表現したい。
展示は前回(voice gallery/京都)の「異形の集団」展をさらに発展させた形で、 作品の大きさも数も増やしたい。
会場は舞台のように横に長く、なおかつ天井が高いスペースになっているので、縦に長い板3枚を等間隔で並べてその表面に無作為に顔の作品を張り込んで行く。
板の素材は硬質なスチロールで、表面はコンクリートを塗るなどの処理を施す。
作品は50×58cmの厚手の水彩紙にインクと水彩絵の具、チョークなどで描く。
作品は紙の弾力を強調するように濡れさせてあえて反らして展示に立体的な迫力をつける。
そして今回は照明による効果もつけたいと考えている。
なによりこのギャラリーの舞台的な特徴を生かして、総合的に劇的な効果が出るように演出したいと思っている。