高須 健市 TAKASU Kenichi
【略歴】
2000 名古屋造形芸術大学造形芸術学部デザイン学科視覚伝達デザイン 入学
2002 名古屋造形芸術大学造形芸術学部美術学科総合造形 転科
2004 名古屋造形芸術大学造形芸術学部美術学科総合造形 卒業
1988 gallery アートフェチ 設立
2005 STUDIO & GALLERY ZERO 設立
2009 ART SPACE ZERO-ONE 設立
【個展】
2004 「IMAGINE」( gallery アートフェチ / 愛知)
1988 「高須健市 巡回展」(Gallery Coco / 京都)
1988 「高須健市 巡回展」(名古屋造形芸術大学内 D ギャラリー / 愛知)
1988 「高須健市 巡回展」(GALLERY eSIESTA / 東京)
2005 「SURFACE」(STUDIO & GALLERY ZERO / 兵庫)
1988 「3rd STAGE」(STUDIO & GALLERY ZERO / 兵庫)
2006 「夏展」 (STUDIO & GALLERY ZERO / 兵庫)
1988 「TRAVEL」( studio ZOU / 東京)
2007 「SURFACE」( gallery アートフェチ / 愛知)
2009 「風が吹けば…」 (STUDIO & GALLERY ZERO / 兵庫)
【グループ展】
2001 「TRANSIT2001」( デュッセルドルフ / ドイツ)
1988 「TRANSIT2001」( 名古屋港ガーデン埠頭20 号倉庫 / 愛知)
2002 「TRANSIT2002 国際交流展」( 名古屋市民ギャラリー矢田 / 愛知)
1988 「ギャラリー引き出し企画展」( キワマリ荘内ギャラリー引き出し / 愛知)
2003 「TRANSIT2003 -From There Here in Japan-」( 名古屋造形芸術大学内 WHITE HOLL / 愛知)
1988 「TRANSIT2003 -From There Here in Dutch-」( フローニンゲン / オランダ)
2004 「戸倉上山田びじゅつ学校」( 戸倉上山田中学校 / 長野)
1988 「大人揚棄 〜次代の版画展〜」(ギャラリーBE & be / 愛知)( CAP HOUSE / 兵庫)( PRAHA Project / 北海道)
1988 「TANABATA.org ART project 2004 「 再生」展」( 仙台市内メディアテーク他 / 宮城)
1988 「gallery アートフェチOPENING EXHIBITION「A⇔F」」( gallery アートフェチ / 愛知)
2005 「P&E 展」 (ART COURT Gallery / 大阪)
1988 「Price Control」( gallery アートフェチ / 愛知)
2006 「悪趣味るねさんす」( ヴァニラ画廊 / 東京)
1988 「Fetish and Bookish」( gallery アートフェチ / 愛知)
1988 「4 」(gallery アートフェチ / 愛知)
2007 「国際展:「鏡」展」(京都市国際交流会館 / 京都)
1988 「真夜中のSHOW TIME」(gallery アートフェチ / 愛知)
1988 「since2004」(gallery アートフェチ / 愛知)
2008 「広島アートプロジェクト2008」(ボートパーク広島 / 広島)
1988 「キワマリ荘に上陸せよ!」(gallery アートフェチ / 愛知)
私は常に「観る」ことをテーマに作ってきました。
活動当初は「音」を使った表現がメインですが、これも「聴くことで観える世界」というものをイメージとして制作しており、最近ではダイレクトな視覚情報で「観る」という事を観せています。
また、よく私の作品を「笑い」という観点で観られることが多いのですが、私自身はそういった意識で制作した事はありませんし、むしろ「笑い」というところに落とし込まないようにしているつもりです。ただ、もともと美術ではなくデザインを学んでいた事や、もともとの冷めた性格の為か、どこからも常に一歩引いたような表現であるような感じはします。
今回の作品は街で道行く人がポイ捨てしたゴミを一つ一つ拾い集めてきて、それをルイ・ヴィトンのマークに切り取り、壁に貼っていくという「SURFACE 」という過去に2度ほど発表している作品です。
作品の性質上、公の場やオープンな場所での発表はむずかしく自分自身の運営するオルタナティブ・スペースのみの展示でしたが、外での発表を検討するに当たりスペースを色々探していました。カフェとギャラリーが併設しているスペースは少なくありませんが、neutronの独特な空間と、カフェとギャラリーの関係性が、この作品に非常にマッチした展示方法なのだと感じました。
「SURFACE 」とは「上っ面」の意。
表面的にしか物事を観ていない人達に対して、上っ面だけの展示をします。
ただ、その反応も非常に表面的な答えが帰ってくるでしょう。
「SURFACE 」 2010年 / サイズ可変 / 街に捨てられたゴミ